公演当日のリハーサルは、「練習」とはまた違うものになります。
そして、私たちは本番前のリハーサルが長いです。
それぞれ響きが違う会場でのリハーサルでは、自分たちの演奏のどの部分の魅力を引き出すかを見極めます。
歌詞はありませんが「歌い方」も、その会場に適したものに変更します。
いつもは「表情に変化をつけてしっとりと」演奏する部分を「今日は元気良くグイグイ疾走する感じで」など、会場ごとに違う表情の演奏になります。
先週金曜日、夜の公演会場「鳥取市民会館」は外観的には少し古びた昭和のホールです。古びたと言ってもこれがまたいい感じの響きをつくり出していたので、震災以降の耐震工事に伴って（座席も新しくなり快適に）響きが損なわれていないか心配でした。
さて、搬入後に音出しをしてまずはひと安心。
うんうん。いい感じ。
ステージの床と楽器の相性がいいのかもしれません。
５年前の訪問時と変わらない自然でとても心地よい響きでした！
マリンバ・カンパニー 代表 村井克弘
