さんしょう太夫

本日が千秋楽の東京ミュージカルアンサンブル「さんしょう太夫」

素晴らしい舞台でした。

不条理と別離を描きつつも細部までなんとも「美しい」
残酷なシーンでさえも「美しい」

音楽は通常ならスタンウェイなどのグランドピアノで生演奏のところ今日の会場では普通のアップライトピアノでしたが、そこはピアニストの技あり!美しい音色で物語りの世界観を丁重に紡いでおられました。

女優さんも間の取り方など駆け引きが絶品でした。

80才の木俣さんは、演技がはじまるとまるで青年のように舞台を駆け巡り、舞い踊り、美の世界を追求されていて終演後、ご本人曰く「これで終わりのような気がしないんだよね。」

別の意味でも、そのとおりだと感じました。私たちの心の中に永遠に残り、物語りは生き続けるのだと。

子どもたちのため、完全に大人向けと思われるレベルの高い作品に取り組んでおられる豊中池田おやこ劇場さんにも今回の鑑賞機会をいただき心から感謝。

 

マリンバ・カンパニー 代表 村井克弘

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