コールアングレ

小学校音楽鑑賞会コールアングレのソロ

コールアングレという楽器をご存知ですか?

イングリッシュホルンとも呼ばれる木管楽器です。

 

チェコの作曲家ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」第2楽章のゆったり美しいあのメロディを担当する楽器です。日本ではこれに歌詞をつけて「家路」「遠き山に日は落ちて」という名前で親しまれています。

原曲では2楽章は金管楽器の弱音アンサンブルからはじまり、続く弦楽器群の伴奏は長〜く持続する和音で構成されています。ピアノ伴奏だと音の持続に限界があるため原曲どおりにというわけにはいきません。

マリンバ伴奏ならこの問題も無く、さらに、倍音(1つの音の中に別の高さの音を含む)を多く含む特性を生かせば、たった2名の伴奏でも大人数のオーケストラが演奏する原曲のイメージを損なわずに豊かな響きを出せます。

録音には入りきらない繊細な響きなので、ぜひ、生演奏で体感していただきたいと思います。

 

マリンバ・カンパニー 代表 村井克弘

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